原酒の在庫が限られるため、高価格帯へのシフトが進む中、キリンウイスキー「富士山麓 樽熟(たるじゅく)原酒50度」は2019年春で販売終了となっていました。
店頭価格1300円前後でコスパが高く,愛飲していたのですが終売は残念でした。
「富士山麓 シグニチャーブレンド」(ラベルが黒色)は継続して販売されてますが、価格が5000円前後で、ちょっと手が届かなくなっておりました。


それから約一年後、キリンビールから
飲食店向けに「キリン シングルグレーンウイスキー 富士」と
小売店(家庭)向けの、「キリンウイスキー 陸」
2種類の国産ウイスキーの新ブランドの発売を発表していました。
「キリン シングルグレーンウイスキー 富士」は3月から発売だったようですが、コロナウイルスの影響で飲食店に飲みに行くこともできずまだ出会えてません。
「キリンウイスキー 陸」が5月に発売されお店で見かけたので早速購入してみました。


価格帯として、明らかに「富士山麓 樽熟(たるじゅく)原酒50度」の後継のように感じますので期待が高いです。
せっかくですので、昨年購入しておいた在庫と飲み比べしてみました。
アルコール分はどちらも50%で同じです。
内容量が700mlと500mlですが、販売価格を合わせようとしたのでしょう。
原材料表示が
「富士山麓 樽熟(たるじゅく)原酒50度」はモルト・グレーン
「キリンウイスキー 陸」はグレーン・モルト
ですので、「キリンウイスキー 陸」はグレーン原酒が際立っているのでしょうか。




色目はどちらも琥珀色でほとんど変わらないです。
いただいた感想としては、全く別物です。
まぁ、当たり前なんですが、「キリンウイスキー 陸」はグレーンウィスキー主体ですので想像通りグレーン感の強いものとなっています。
アルコール度数が高いので消毒液のような若いアルコール感も感じますが、穀物系の香ばしさ、甘さを感じて飲みやす仕上がりです。
イメージはグレーンウイスキー「サントリー知多」のような感じでしょうか。
そのあと、ハイボール・ロック・水割りと試しましたが、これからの時期にはハイボールが相性抜群でしょう。
僕個人としては、アルコール度数が高いため、割り負けをしないロックで味わいの変化を楽しむのがおすすめかと。

味は別物ではありますが、「富士山麓 樽熟(たるじゅく)原酒50度」を好まれていた方々には、ぜひ一度お試ししていただきたい一品でした。
価格帯的に普段使いができる、美味しいウイスキーが販売されるのはうれしいことです。
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